華麗なるコラボ

このアルバムの中で異彩を放つ1曲があります。 「あきそら」という曲です。

musicians

メロデイーしか渡されない!

「あきそら」はフィドラーぐみが作詞作曲をしていますが、詞とメロディーしか彼女は決めていません。 一緒にセッションしてくださる方にぐみがアカペラで歌ったものをお渡しし、 コード進行、曲調、テンポなどはその方に全てお任せる事で曲が出来上がるという、 ある意味無茶な曲の作り方をしています。

無茶振りだからこそ、渡された音楽仲間にはとても喜んでいただけています。 ぐみの意図を汲んでみたり、 逆に自分の世界にぐみをご招待したり。 結果、「これ、同じ曲?」というラインナップが出来上がっています。 残念ながらCDには1種類しか載せられなかったのですが、 ライブ会場では別バーションもお聴きいただけるかもしれません。 是非、ライブに足をお運び下さい。

「あきそら」の各バージョン

百聞は一見に如かずなので、とにかく聴いてみて下さい。

いかがですか? 同じメロディーしか歌っていないのに全く別の曲に仕上がっているのがお分かりいただけだでしょう。

セッションの楽しみ

1人ならその人だけの演奏パターンがあるので1種類です。 2人なら2×1=2通り、 3人なら3×2×1=6通り、 4人なら4×3×2×1=24通り、 5人なら5×4×3×2×1=120通り、 単純に考えるとその分のひと粒で美味しい演奏が楽しめます。

そんな数学みたいな話はぐみにとっては最も避けたい話でしょう。 ただ、数学ではなく感覚で彼女はコラボ相手と一緒になって曲を作り上げていく楽しみを知っています。 そんなぐみだから(ミュージシャンに限らず)人との縁をとても大切にしているのです。 もちろん、ライブに来ていただいた方、アルバムを手にとっていただけた方とのつながりもぐみにとっては大事な縁なのです。