伝えたい事があるのです

初めまして、Webページ編集担当の小川と申します。フィドラーぐみ1stアルバムのリリースに際して、ちょっとだけお話をしたいことがあるんです。って言うと、いきなり重そうな話を何だと思われた方もいらっしゃるでしょう。何も偉そうなことを話そうなどという気はないのです。ただ、時々(あるいは常に)自分という存在について考えることがあるのは私だけではないでしょう。「どうして自分はこうも不器用なのか?」といった日常的なことから、「私はどこから来てどこへ向かうのだろう?」という根本的な問題まで、人それぞれ、その時どき、同じことが二度と起こることは無いと言っていいくらいに様々でしょう。

フィドラーぐみはこの度、オリジナルのCDアルバムをリリースしました。彼女は音楽が大好きです。特に好きなJazzを音楽仲間と一緒に練習したり演奏したりしていると、普段の悩みなど全く気にならなくなるほど楽しいと言います。そんな音楽を介して、彼女が皆さんに伝えよう、問いかけようとしていることを、あまりくどくならない範囲でお話したいと思います。少し抵抗感を感じたら読むのは辞めて、純粋に音楽を楽しんでいって下さい。最後まで読んで頂けたらこの上ない喜びです。それでは始めますよ〜(^o^)/

人とのつながり

私たちは、ひとりでは生きていけない。こんな当たり前のことを私たちはともすると忘れがちになってしまいます。ひとりでは生きていけない。誰かと関わっていなければ死んでしまうのです。「誰か」と書きましたが、家族や友達、通りすがった人はおろか、全く会ったことも聞いたこともない人でもです。そんな色んな人達のお陰で私たちは生かされている。今この瞬間にも誰かが生まれ、誰かが亡くなっていっています。めでたいことでしょうか?悲しいことでしょうか?いずれにせよ、この時にも誰かが生まれ、誰かが亡くなっていってるのです。そんな人達との関わりについて、彼女は時々、あるいは常に、考えているのです。その考えの今の時点での結論、いや、中間報告を皆さんにお伝えしたいのです。

自分とのつながり

もうひとつのつながりが、自分とのつながりです。何だ、自分とは同じものだからつながっていて当たり前じゃないかと言う声も聞こえてきそうですが、彼女は自分とは、「我とは何か」というより「我という名の他人」と考えています。どうしてこうも私って言う他人はとっつきにくいんだろうって、毎日真面目に考えています(笑)。ただ、本当の他人(自分以外の誰か)と関わるのと同じように、相手の性格や考え方、何をすると喜んでもらえて、何をすると嫌がられるのか、そんな事を色々観察していると段々何かが見えてきます。 そんな、自分との関わり方について「こんな風に思ってるよ」ってのを、やはり皆さんにお伝えしようとしているのです。

驚いた

人との関わりを何より大切にするフィドラーぐみ。それが親しい仲間であろうと偶然出会ったミュージシャンであろうと。そんなセッション好きのフィドラーぐみが自身のアルバムを出したいと言ったのはそれほど前のことではない。何故今オリジナルアルバムなのか?その答えは楽曲を見て分かった。これほどまでにぐみの強さと優しさが表現されていることに驚きを隠せなかった。普段はにこにこして「うんうん(^o=)y」と会話を楽しむぐみ、しかしその内部には計り知れない芯が通っているのである。